
昨日は五月満月(ウエサク)祭でしたね。
毎年ブログでご紹介していますが、今年は念願叶って初めて鞍馬寺でのウエサク祭に参列してきました。

五月の満月には天界と地上の間にゲートが開き、強いエネルギーが降り注がれると言われています。
ウエサク祭の起源はお釈迦様の降誕、悟りを開いた日、入滅の日が全てヴァイシャーカ 月(インド暦第二月)の第一満月の夜であったという伝承から来ていて、占星のカレンダーに従ってウエサク祭の日は決まるのだそうです。
ヒマラヤ山中に「ウエサク渓谷」という地名があり、この渓谷でウエサク祭が行われるようになったことからその名前がついたと言われています。
この満月の夜にウエサク渓谷にはブッタが天上界から降臨し、祭に臨席するのだそうですよ。 そして、仏教がインドから広まった時にアジア各地(チベット、タイ、ミャンマー、スリランカほか)など多くの国の文化に伝播し、日本では現在も京都の鞍馬寺でウエサク祭が行われています。

祭典は夜19時からだったので、早めに奥の院まで行ってお参りしてきました。
すでに昼間のうちからお参りしたり、本殿前で場所取りをしている人も多かったですよ。
外国人の観光の方も多くて、後から聞いた話だと今までで1番参列者が多かったのではないかということでした。

奥の院から戻ってきたら「心のともし灯」と呼ばれている灯籠がたくさん並べられていました。
祭典で祈りを捧げる際、個々に持って高く掲げるため、希望者は事前にお授けして頂けます。

祭典中は写真撮影は不可でしたが、終わったあとは可能とのこと。
心のともし灯でお寺の方たちが曼陀羅を描いていくところを写させていただきました。
参列者はともし灯をお渡しして曼陀羅に納めても、持ち帰っても良いとのことでしたよ。

幻想的でとても美しかったです。

特別な満月の夜に神聖な祭典に参列できて、とても貴重な時間を過ごすことができました。
たくさんの方たちと祈りを捧げられたことも尊いことですね。

肝心な満月も祭典中からキレイに見られて、全てにおいて素晴らしかったです。
写真は帰り道に山際から見えたお月様。
今日の祈りの心を日頃から大切にしたいと思います。