今夜は十五夜、中秋の名月ですね。中秋の名月とは旧暦の8月15日の夜の月のことですが、古くからこの月を鑑賞する風習があります。この時期に行なわれるのは夏の農作物の収穫が終わり、稲刈りまでの間に稲の豊作を祈る儀式だったという説があるそうです。十五夜と満月は1日ほどずれることが多いですが、去年に続いて今年もちょうど重なりました。
出先から戻って夕方18時過ぎに目黒不動尊でお参りがてらお月見をしました。
私はここで眺める月がとても好きです。
今夜は月の出は大きくてオレンジ色に輝く月を見ることができましたね。

今夜のお月見のために購入した「得月」
「久保田」で有名な朝日酒造が名月のために限定でつくっている月見酒です。
中国の蘇麟が詠んだ「近水樓台先得月」(水に近き樓台は先ず月を得る)に由来するそうで、水面に映った月を見るという意味も含んでいるそうです。
新潟県産米「ゆきの精」を28%まで磨いて醸した純米大吟醸。
お米が砕けないようにそこまで精製するには三昼夜の時間をかける必要があるのだそうです。

磨いたお米のサンプルが同封されていたのですが、お月さまのようにまん丸なのですよ。
ここまで磨き上げられるのは本当に素晴らしい職人技なのだと思います。

部屋から月を眺めながら極上の月見酒をいただきました。
とにかく香りが良くて、まろやかさの中にもキレがある上品な味わい。
私は日本酒と和菓子の組み合わせが好きなので、かわいらしいうさぎの月見饅頭と一緒に。
今夜はたくさんの人が月を眺めているのでしょうね。