
所用で上野方面に出かけたついでに上野公園~東叡山寛永寺のあたりを散策しました。
上野公園は久しぶりに行ったのですが、見所が多いですね。
ちょうど桜が満開だったので、お花見をしながら色々と巡ってみました。
東叡山寛永寺は東の比叡山とされ、天台宗関東総本山の寺院です。
上野公園一帯にたくさんの寺院が点在しています。


清水観音堂の造りは京都の清水寺を見立てた舞台づくりです。
そして、有名な「月の松」は歌川広重の「名所江戸百景」に描かれていましたが、明治時代に台風の被害でなくなってしまったのを2012年に150年ぶりに再現したのだそうですよ。
輪の向こうにはちょうど辨天堂を見ることができます。

辨天堂の前には「宇賀神王像」があります。
弁財天は音楽や芸能の守り神として知られていますが、頭上にこの「宇賀神」という人頭蛇身の神様を乗せて豊穣をもたらしてくれると伝えられているそうですよ。
宇賀神像だけ見るとなんともユニークですよね。

パタゴ薬師堂はミャンマー様式の仏塔だそうです。
寛永寺のご本尊は薬師如来ですが、日本の様式とは違って独特の雰囲気がありますね。

上野大仏は何度も地震や火災などの災難に見舞われて、関東大震災でとうとう顔だけ落ちてしまったそうです。
「これ以上は落ちない合格大仏」として受験生に信仰されているそうですよ。

鬼の姿で疫病を封じる角大師の護符。
平安時代の高僧・元三大師が鬼に変身したと言われていますが、キャラクターのようなかわいらしい姿ですよね。

鶯谷方面にある寛永寺根本中堂は比叡山延暦寺の根本中堂を模しているそうです。
延暦寺と同じでご本尊は薬師如来です。
お堂に入ることができ、薬師如来像や四天王像、十二神像を見ることができました。

こちらの桜もちょうど満開で見頃を迎えていました。
上野公園にあたりに比べると人が少なくて、ゆっくりお参りしながら桜を見ることができましたよ。