
先日、所用で京都に行った際に三十三間堂に立ち寄りました。
京都の中でも特に大好きな場所で、もう何度も参拝しています。

正式名称を蓮華王院といい、日本唯一の千体観音堂として国宝に指定されています。
長いお堂は入母屋・本瓦葺きの「総檜造り」で約120m、正面の柱間が三十三あることから「三十三間堂」と呼ばれ、堂内には1001体の観音像が祀られています。
先月、45年間もの月日をかけて続いていた観音像の保存修復が完了したというニュースを見て、改めて参拝してみたいと思ったのですよ。
毎年15~40体を運び出し、虫やカビの繁殖を防ぐために長年積もったほこりを取り除き、金箔が剥がれるのを防ぐ処置を行ったそうです。
45年といったらこの修復作業を一生の仕事としていた方もいるかもしれないですよね。
そう思うととても有難くて、人の手作業の素晴らしさ、そこに込められた想いも感じられます。
今回参拝することでますます大好きな場所になりましたよ。


お庭には紅梅のような赤い花が咲いていました。
建造物としても素晴らしいですし、お堂にずらりと並ぶ1001体の観音像は圧巻ですよ。
更にそこに込められた想いに触れると心の奥まで届くものがあります。
京都を訪れる機会がありましたら、ぜひ足を運んでみて下さいね。