
目黒不動尊のすぐ近くにある天恩山五百羅漢寺。
いつも近くまで行ったり、前を通ったりしているのですが、不動前に部屋を借りてすぐの頃に参拝して以来、なぜか訪れることがなかったのですよ。
久しぶりに気になって拝観させて頂きました

松雲元慶が十数年かけて彫像された木造五百羅漢像は江戸時代を代表する木彫物として東京都指定文化財に指定されています。
明治41年に江東区大島から目黒に移転され、その後再建計画が立てられて昭和56年にお堂が完成したそうです。
本堂には釈迦如来とその弟子である羅漢たちが安置されていますが、釈迦如来が羅漢たちに説法をしている光景が再現されているそうですよ。
そして、羅漢堂には本堂に収めきれない146体の羅漢像が安置されています。
1体ずつそれぞれの名前にちなんだ金言名句が「らかんさんのことば」として添えられているのです。
その一語一句はお釈迦さまの教えであり、羅漢さんからの贈り物とのこと。
私は不著世間尊者の「善き人の香りは風に逆らってすすむ」、須弥灯尊者の「道は山のごとく、登ればまずます高し」ということばが心に響きました。
みなさんも訪れて、らかんさんからの素敵なことばの贈り物を受け取ってみてはいかがですか?

拝観後は境内にある「らかん亭・らかん茶屋」でお食事や甘味がいただけます。

金時草を練り込んである「らかんそば」を注文しました。
おにぎりと小鉢も付いていてリーズナブルでしたよ。
通常のランチメニューも種類が豊富ですが、予約をすれば会席料理なども用意して頂けるそうです。