
京都滞在中、堀川三条から烏丸三条に向かって歩いている途中にたまたま見かけた御香屋さん、
林龍昇堂さん
天保五年(1834年)創業の老舗で、江戸末期から京都で御線香や御焼香といった薫香を販売しているのだそうです。
店先に飾られていた灯篭の形の御香が素敵で、お店の名前にも惹かれたので思わずお店に入ってしまいました。

店内では女性が御香を調合されていて、商品について丁寧に説明して下さいました。
見本の御香を焚いて下さったのですが、京都らしい雅な香りにうっとり。
店内もアンティークな雰囲気で、つい時間を忘れてしまいそうでした。

たくさんの香木があったのでお聞きしたら、沈香を種類ごとに分けていたのだそうです。
香木に含まれている油分などで香りも変わるそうで、選別して調合しているとおっしゃっていましたよ。
これだけたくさんの沈香を見られるのも貴重なので写真を撮らせて頂きました。

購入してきた灯篭の御香と五山の送り火で有名な大文字をモチーフにした大文字香。
この灯篭の御香の型はこちらにしかないオリジナルだそうですよ。

お店のディスプレイを真似して並べてみました。
こんなにかわいい御香、もったいなくて使えないですね。
お土産にしても喜ばれそうなので、またお伺いしたいと思います。