石垣島からフェリーで10分ほどで竹富島に到着。
島全体が西表石垣国立公園に指定されていて、町並みは重要伝統的建造物群保存地区として選定されているのだそうです。
一般車両の通行が禁止されているので、レンタサイクルを借りて島をまわることにしました。

竹富島というとこの赤い瓦の平屋のイメージですが、「カーラヤー」と呼ばれる造りだそうです。
島の人たちは昔からの街並みや文化を大切にする意識が高く、新たに家を建てる時は必ず許可を得てカーラヤーを建てないといけないのだとか。
さすが重要伝統的建造物群保存地区ですね。

島はアップダウンも多いのですが、自転車でほとんどの場所をまわることができるのだそうです。
あまり時間がなかったので絞って南側をまわることにしました。

まず最初に向かったのは星砂浜と呼ばれるカイジ浜。
ここでも星の形をした砂があるのですが、西表島の星砂の浜に比べるとずいぶん少ない感じがしましたよ(^^;
それでもいくつか見つけることができました。
(砂ごと持ち帰ることは禁止されています)


ここも透き通ったとてもキレイな海でした。
遊泳禁止になっているそうですが、景色を楽しむだけでもじゅうぶん価値があると思います。
観光バスのルートにもなっているようで、たくさんの観光客が訪れていてとても賑やかでしたよ。
星の砂もたくさん拾われてしまったのでは?と思ったりして(^^;

次に向かったのがコンドイビーチ。
八重山諸島の中でも屈指の美しさなのだそうですよ。
そして、海の向こうには前日に行った西表島を望むことができます。

真っ白な砂浜と鮮やかな青が本当に美しい!
今回たくさん海を見ましたが、美しさでいったらここが私の中では1番かもしれません。
ビーチがとても広々としているのでたくさんの観光客の人がいましたよ。
こちらは遊泳できる海なので泳いでいる人も多かったです。
遠浅の海なので潮が引くとかなり遠くまで砂の上を歩いていけるそうです。

この透き通った淡いブルーに吸い込まれそうでした。

次は西桟橋へ。
今は使われていないそうですが、昔はここから対岸の西表島に農耕をするためにサバニで出かけていたんですって。

石造りの桟橋で、登録有形文化財に指定されているそうですよ。
ここは夕日がきれいなスポットとしても有名なのだそうです。
いつか竹富島に宿泊する機会があれば見てみたいですね。

この3日間、たくさんの浜から美しい海を眺めることができました。

海沿いから島の内陸部へ。
こういった石垣の風景は竹富島らしいですよね。

赤瓦の屋根の上のシーサー。
沖縄といったらシーサというくらい有名ですが、悪霊を追い払う魔除けの意味があることは知られていますね。
口の開いたシーサーが雄で右側に置いて福を招き入れ、口を閉じたシーサーが雌で左側に置いてあらゆる災難を家に入れないという意味もあるんですって。
そして、それぞれの家によってオリジナルのものを置くのだそうですよ。
ちなみに、私は西表島でイリオモテヤマネコが頭に乗ったミニシーサーを購入しました^^

集落で水牛に出会いました。
これも竹富島の象徴的な景色ですよね。

集落の中にあった西糖御嶽。
沖縄の御嶽は島の人が信仰する神聖な聖域なので観光客が近づいてはいけないと言われていますが、この西糖御嶽は少しオープンな雰囲気だったので写真だけ撮らせて頂きました。
あとで調べたら西糖という人物を祀る御嶽でした。
その人は琉球王府に仕える優秀な石造り建築の技術者で、首里城に残る園比屋武御嶽の石門の建造や城の城壁の修復などを行ったといわれているそうです。
その功績から竹富大首里大屋子に任命されてここに戻り、竹富のカイジに蔵元を置いて八重山全域を統治する事になったという歴史があるそうですよ。
この御嶽の場所に西糖の屋敷があったそうで、没後この地に墓が作られ島の守り神として祀られているそうです。
それで何となくオープンな雰囲気を感じたのかもしれませんね。

お昼を食べようと思ったらちょうどランチタイムでお店が混んでいて・・・
前後してしまいましたが、先に行きたかった
パーラー願寿屋さんで休憩。
ガイドブックに載っていたお店なのですが、ここの南国パフェが食べたかったのです。
テラス席もあったのですが、かなり暑かったので室内の席へ。
縁側の席もあったりして素敵な雰囲気でしたよ。

待望の南国パフェ^^
ココナッツアイスにマンゴーソースがかかっていて、アイスの下には島パイナップル、パッションフルーツゼリー、コーンフレークが入っていましたよ。
甘みと爽やかな酸味がほど良くて、ペロッと食べてしまいました。

少し集落を散策したあと、
かにふでお昼ご飯。
先にデザートを食べてしまったので、順番が完全に逆ですが(^^;

まだ沖縄に来てから食べていなかったソーキソバを注文。
トロトロに煮込んであるソーキとあっさりとした出汁のおそばが美味しかったですよ。
沖縄料理屋さんなどで食べたことがありましたが、ラーメンでもなく蕎麦でもなく・・・ちょっとうどんに近いような独特なそばですよね。
泡盛に唐辛子を漬け込んだコーレーグースや島胡椒と呼ばれるピパーツをかけるとまた一味違った味わいになりましたよ。

メニューのさんぴん茶ゼリーが美味しそうで、ここでもついデザートを注文してしまいました(^^;
沖縄ではジャスミン茶のことをさんぴん茶というのですよね。
爽やかなさんぴん茶と黒糖シロップがよく合っていましたよ。

かにふさんのお店の石垣にはたくさんのシーサーが飾られていました。
なんとも愛嬌のあるシーサーですよね^^


竹富島は郵便局や学校もカーラヤー造りでした。
島の人にとっては伝統的な建築ですが、モダンでオシャレな雰囲気ですよね。

ハイビスカスも沖縄の象徴ですね。
特に石垣に生えるハイビスカスは竹富島のイメージでした。

レンタサイクルを借りたお店の隣の敷地にたくさんの赤瓦が置いてありました。
1枚1枚が大きくて重厚な感じでしたよ。

名残惜しかったのですが、またフェリーで石垣島にもどりました。
竹富島は最も沖縄の原風景が残る場所だと言われていますが、実際に来てみてまさにといった雰囲気でしたよ。
今回は南の海側~集落にかけてまわっただけですが、いつか北の方にも行ってみたいですし、宿泊することができたら素敵だろうなと思いました。

石垣島に戻って街を少し散策。
あまり時間がなかったのですが、ゆいろーどとユーグレナモールと呼ばれる商店街を歩いてみました。
石垣島もまたいつかゆっくり来ないといけないですね。

あっという間の2泊3日でしたが、とっても濃密で感動の連続でした。
「いつか行ってみたい」くらいにしか思っていなかった沖縄の離島ですが、すっかりハマってしまいましたよ。
またいつか、そう遠くないうちに、今度はもっとゆっくり訪れてみたいです。